2020年度(令和2年度) 乳幼児健診の実施方法が変更  健康福祉常任委員会報告

 14日、健康福祉常任委員会が開かれ、福祉保健センターより「令和2年度乳幼児健診の実施方法の変更について」の報告がありました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から乳幼児健康審査を延期していました。
 令和2年5月25日に緊急事態宣言が解除されたことから6月より再開していますが、集団健診だけでの対応では困難なため実施方法の変更が予定されています。1歳8ケ月健診と3歳6ケ月健診は、母子保健事業に定められ、これに準ずる4ヶ月健診については多岐にわたる診査項目が法律で定められており、市が責任をもって健診を行うことが必要であります。感染対策を取り少人数での集団健診を行うには、これまでと同様に全ての健診を同センターで行うことは限界と判断し、市の独自健診である1歳児健診と2歳6ケ月児歯科健診については、一部を市内、市外の小児科医で受けて頂くとの報告がありました。1歳児健診のうち330人は福祉保健センターにて集団健診、残りの1200人は市内、市外の小児科で、また2歳6ケ月児歯科健診は1590人全員が民間の歯医者で健診を行っていただき、その料金は償還払いとなるとの説明でした。
 また、健診先は自身で問い合わせてどこで健診が受けられるかを確認すること、償還払いの料金は各健診、約3000円~4000円の窓口払いとなること、健診結果は母子手帳での共有を図ることを考えていることが明らかになりました。
 報告を受け、健診が出来る小児科医や歯科医の紹介を行うこと、約4000円は償還払いではなく窓口払いを無くすこと、また情報をフィードバックし、しっかりと市が子どもの成長の把握を行う仕組みをつくることを要望しました。これまで福祉保健センターでの健診率は高く、95%を超えていましたが、担当は外部での健診となった際に健診率が下がることの可能性を認めつつも、子ども達の健診の機会を確保することが最優先であるとのことで、1歳児健診は8月より、また2歳6ケ月健診は10月よりスタートすることを予定して準備を進めているとのことです。

健康福祉常任委員会委員  むとう葉子