選挙管理委員会事務局長による不当行為  菅原文仁市長「不適切なものであり遺憾」処分等も含め対処する

 戸田市3月定例市議会の2日目となる24日、菅原文仁市長が本会議場において、2月4日の夜、当時の選挙管理委員会事務局長が、スーパークレイジー君議員を小学校正門前に呼び出し、辞職を遠回しに勧めたとする報道についての発言と議会に対する謝罪がありました。

 この問題に対しては、市ホームページ上で菅原市長と戸田市選挙管理委員会委員長は「選挙管理委員会事務局職員の対応について」と題するコメントを2月18日に発表しています。

 民主主義を確立するため公正・公平であるべき選挙管理委員会の事務局長として今回の行動は民主主義を否定するものであり、選挙結果を歪ませることに繋がるものです。選挙で有権者が投じた貴重な一票を無いものとしてしまう行為は到底、許されるものではありません。また、戸田市で行われてきた各選挙が、戸田市選挙管理員会のもと公平・公正に行われてきたのか不信を抱かせる結果となりました。

 22日の議会初日、菅原市長からこの問題に対する発言がなかったことから、本会議後に開かれた議会運営委員会で、日本共産党の本田哲議員は「市長から発言が無かったことは大問題。議場での発言を」と求めました。協議の結果、議会正副議長と議会運営委員会正副委員長の4人で菅原市長に伝えることになり、24日の市長発言となりました。

【菅原市長の発言】

「この度の本市、選挙管理委員会事務局職員のスーパークレイジー君議員に対する対応につきましては不適切なものであり遺憾に思っております。当該職員につきましては、処分等も含めて厳正に対処してまいります。選挙管理委員会に関することとはいえ、議会への皆様へのご報告が遅れてしまいましたことにお詫びを申し上げます」

 

 現在、市は当該職員から話はすでに聞いているとのこと。今後、選挙管理委員会委員長から懲戒処分に対する調査についての依頼が出れば、副市長を委員長とする懲戒委員会が開かれ、調査や審議が行われ処分が決定するとのことです。

 日本共産党戸田市議団は、引き続き、この問題に対して市からの十分な説明を求め問題の本質を明らかにさせると共に、今後決定する当該職員への処分についても、決定のプロセスや判断についても説明を求めていきます。