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日本共産党戸田市議団 公約実現へ一般質問

3月議会の一般質問が3月9日から12日までの4日間行われました。

 日本共産党戸田市議団は市議選で掲げた公約や市民の方々から日々寄せられている要望が実現出来るよう3人全員が一般質問を行いました。各議員の質問の大要は以下の通りです(質問通告順に掲載しています)。

※3月議会から、議場内のコロナ感染防止対策として、質問席に「アクリル板」が設置されました。議員の一般質問終了ごとに質問席の消毒も実施しています。

むとう葉子市議

「生活困窮者が増えている。生活保護申請の周知を」

【むとう】コロナ感染拡大等により、生活困窮者が増えている。生活保護受給の申請では、家族に知られたくないということや居住の確保が難しく申請できないというケースがある。①本市では、家族への扶養照会をどのように行っているか。②無料低額宿泊所ではなく、自立した生活を送ることができる居住を積極的に紹介するべき。

【答弁】①緊急性を勘案し、生命、生活を優先して申請を受け付けている。受給決定後に支援の可能性について家族への照会を行うことになるが、国の通知でも、扶養義務者との関係性等で課題がある場合、また他の親族についても個別に検討を行い、扶養の可能性がないものと考えて良いとされている。適正な事務を行っている。②住まいが無い方は、無料低額宿泊所を案内しているが、支援を行っていく中で民間賃貸住宅への転宅支援を行っている。

【むとう】①国で「扶養照会は義務ではない」と田村厚労相が答弁している。申請者が拒否した場合、扶養照会は行わないということか。②無料低額宿泊所を嫌がる人もいることから市が替わりの施設を持つべきでは。

【答弁】①扶養照会を行わないということではないが、国の指示に従い、適正な事務を行う。②現在、国で無料低額宿泊所の基準(1人当たりの居住スペース)を満たしていない施設は減額を行うため、少しずつ改善していくことを考え、市独自の施設はもたない。

【むとう】①「申請をためらうことのないよう」扶養照会について丁寧な説明を。②無料低額宿泊所は短期入所が原則であり、転宅支援をしっかりと進めてほしい。

 

花井伸子市議

「コロナ対策として全市民・事業者への生活と営業支援を」

【花井】長引く新型コロナ感染拡大により疲弊する市民生活や市内中小業者の営業実態を把握し、実態に沿って全市民・全事業者へ市の独自支援を行うべき。

【答弁】市内事業者の現状を正確に把握し本市の現状に合った適切な支援を迅速に行う。

「楽しく覚えられる手話の普及を」

【花井】本年4月1日から手話言語条例がから施行となる。今後の取り組みとして日常的に楽しく学べる工夫を。

【答弁】広報戸田市での特集、啓発パンフレットの配布、災害避難所へのコミュニケーションボードの設置など、楽しくコミュニケーションできるよう取り組む。

「閉鎖型喫煙ボックスの設置を」

【花井】受動喫煙を望まない方々から閉鎖型喫煙ボックスの要望がある。戸田駅西口整備は閉鎖型を検討しては。子ども達に影響する後谷公園内の灰皿は撤去すべき。

【答弁】戸田駅喫煙所は駅利用者の動線や近隣建物に配慮しパーティション型での整備を考えている。後谷公園内灰皿は今後、更新しない。

 

本田哲市議

「保養所『白田の湯』存続を求める市民の声に応えるべき」

【本田】戸田市保養所「白田の湯」は、2022年度までに施設廃止を含め、民間施設の代替利用等について検討し結論を出すことになっている。日本共産党戸田市議団は、①現在の施設は、平成6年4月に開設し築27年という建物で計画的に修繕もされており、保養所として安全に使えること②年間9000人から1万人と、子どもから高齢者まで3世代に渡り利用されており保養所しての役目を果たしていること③平成24年度に実施した利用者アンケートで、白田の湯について満足していると回答した方が68.1%もいること④「戸田市保養所白田の湯を存続させる会」から、2020年8月に「白田の湯」の存続を求める2380筆の署名が市長に提出され、存続を求める声がしっかりとあること⑤今後、電気や温泉設備、給排水管等の更新の大規模修繕、約4億7000万円が必要と試算しているが、大規模修繕の実施予定は、学校や他の公共施設などの工事との優先度と財政負担を考慮し、令和8年度となっていること⑥「白田の湯」運営に約1億2000万円を支出しているが、「戸田市民並びに市内に勤務する者の保健、保養及び教養に資するため」という条例の目的を達成するための支出であり、戸田市には施設運営のための十分な財政力があることから、「白田の湯」存続を訴えてきた。市は、戸田市保養所「白田の湯」に関する市民意識調査を改めて実施してきた。そこで以下3点について伺う。①市民意識調査の集計結果は②戸田市保養所再編方針検討委員会の今後の開催予定は③戸田市保養所「白田の湯」を存続させるか否かの決断は、いつまでに誰が行うのか。

【答弁】①市民意識調査は、無作為抽出による20歳以上の市民3000人を調査対象として実施し、1276人から回答があった。回答は、現在集計中である(3月11日現在)②第3回目の検討委員会は、3月23日に開催を予定している③保養所の今後の方針については、検討委員会での検討内容を踏まえ、可能な限り早い段階で、市で判断し決定する。