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日本共産党戸田市議団 第8期の介護保険料 基準額7500円(年間)の大幅値上げに反対

むとう葉子市議

 3月26日の議会最終日、本会議場において日本共産党戸田市議団は、第8期の介護保険料の基準額が年間7500円(月額625円)と大幅値上げになる条例改正とそれに伴う介護保険料特別会計に予算に反対しました。

 党市議団を代表し反対討論を行った、むとう葉子市議は、まず高齢者人口の増加に伴い、介護サービスの給付費の増加が主な要因となり、今後も増え続ける介護サービスの量に比例して介護保険料の値上げが余儀なくされるといった構造上の問題を指摘。続けて、戸田市は、他の自治体より高齢化率が低く、所得の高い高齢者が多いことにより、本来、国から5%交付される調整交付金が、満額交付されない問題点に触れ「戸田市への調整交付金の見込みは、令和3年度2.11%、令和4年度2.41%、令和5年度2.97%であり、5%に満たない分の総額5億8000万円が、第一号被保険者(65歳以上)の保険料に加算されている。調整交付金減額分を、市が一般会計から繰り入れて、保険料の増加を抑え高齢者の生活を守るべきである」と訴えました。

 条例改正は、日本共産党戸田市議団とスーパークレイジー君議員が反対をしましたが、他会派の議員全員が賛成しました。また、関連する介護保険特別会計予算は、日本共産党戸田市議団以外のすべての会派の議員が賛成し、値上げが決まりました。

 

《介護保険法の理念》介護保険法の理念は、加齢に伴って生じる心身の変化による疾病等により介護を必要とする状態となった方を対象として、その人々が有する能力に応じ、尊厳を保持しながら、その人らしい自立した日常生活を営むことができることを目指しています。