学校のトイレに生理用品の設置が実現

市内全小中学校の児童生徒が使用するトイレに、夏季休業明けから「生理用品」が設置されました。

日本共産党戸田市議団は、コロナ禍で生活が困窮する家庭が増える中、生理用品の購入にも思うようにならない人もいるとの相談を受け、生理用品の配布を要望するとともに、6月議会で花井伸子市議は教育委員会に対して「コロナ禍に限ったことでなく、子どもたちが安心した学校生活を送ることができるよう、学校トイレに生理用品を設置し、困ったときに何時でも使用できるように」と一般質問を行いました。教育部長は「校長会で周知する」と答弁、設置が実現したものです。

教育委員会学務課では、校長会で報告したのち、7月に開かれた養護教諭の会議において「困ったときの生理用品を置いています~必要な時に使ってください~」としたポスターを配布し設置を求めたそうです。保護者の方々から「早速対応していただきありがとうございます」の喜びの声が届いています。

花井市議は、17日、戸田中学校を訪問し教頭先生の案内で現地を視察しました。

教育委員会では各階に必ず一ヵ所は配置し、配置の無いトイレには配置場所が分かるようポスターを掲示することになっています。戸田中では養護の先生と検討し、1年生から3年生の各クラスの教室から一番近いトイレに設置することとし、2、3階に3ヵ所ずつ、6カ所のトイレ全てに設置されていました。ポスターには「皆さんが安心して学校生活を送れるよう、各階のトイレに生理用品が置いてあります。急に生理が来た。生理用品を持ってくるのを忘れた。など、困ったときは、ぜひ使ってください。また何か困っていることがあれば、保健室の先生に伝えてくださいなど優しい言葉が添えられています。

 なお、生理用品の学校トイレへの設置の要望は、新日本婦人の会戸田支部のみなさんからも教育委員会へ要望書が出されていました。