戸田市長選に対する声明

 4年前、神保市政を引き継ぐと表明し当選した菅原文仁市長の市政運営に対し、日本共産党戸田市議団は、「受益者負担」による公共施設等の利用料・使用料の値上げ、市民サービスの削減をおこなうなか、使い残した多額の余剰金を各基金に標準以上に積み立てる等の財政運営を指摘し「戸田市の豊かな財政は市民のくらしに生かせ」と改善を求めてきた。さらに、介護保険料や国民健康保険税の値上げに反対してきた。

 一方、市長提案の予算に対しては、長年にわたり日本共産党戸田市議団と日本共産党戸田市委員会、市民・団体の要求運動が実り、様々な要求が予算化されたことをふまえ賛成してきた。また、台風19号後の浸水対策の強化、新型コロナウイルス感染症への対応についても、日本共産党戸田市議団と市民の要望をふまえ迅速に対応していることは評価するものである。

 日本共産党戸田市議団と日本共産党戸田市委員会は、菅原市政4年間を総合的に判断し、2022年3月20日投開票で行われる戸田市長選挙での候補者擁立を見送ることを決定した。

 この決定によって、菅原市長の市政運営を全面的に認めるものではないことも同時に表明するものである。

 日本共産党戸田市議団と日本共産党戸田市委員会は、引き続き、戸田市の豊かな財政を市民の命とくらし・営業を守るために、さらにSDGsの理念を実現させる市政実現に向け、多くの市民と共に取り組む決意である。

 

2022年3月1日

日本共産党戸田市議団

日本共産党戸田市委員会