広がる「国葬反対」の声 日本共産党 埼京線3駅で毎週宣伝

  9月27日の安倍元首相の「国葬」の是非を問う、新聞各社が実施した世論調査では依然として反対が賛成を上回り、国葬への理解は得られない状況です。

 日本共産党は民主主義の手順を踏まず国会審議なしに閣議決定で実施を決めた安倍元首相の国葬は、憲法19条の思想信条の自由を侵害するものとして反対の意思表示をするとともに、市内3駅駅頭で「国葬反対」「勝手に国民の税金を使わないで」などのプラスターを持って訴えています。

 戸田駅、戸田公園駅では9月9日、16日の両日その賛否を問うシール投票を行いました。両駅とも「反対」が「賛成」を圧倒的に上回り、「安倍さんは亡くなってまで、国民の税金を使うのか!」と怒りをぶつけていく人、「どこで意思表示をしたらよいのかテレビの前で悶々としていました」と駆け寄り反対シールを貼る人、賛否を迷っていた高校生は「税金はもっと貧困対策に使ってほしい」と反対シールを選択。賛成シールを貼った中学生が「生まれた時から安倍さんが総理だったので親しみがある。ご冥福をお祈りしています」と丁寧な受け答えをしたのが印象的でした。国民感情を分断し、若い世代へも説明ができない「国葬」の決定は、後世に大きく禍根を残すものです。