HOME > 議会報告 > 一般質問 > 市民要求実現へ 日本共産党戸田市議団 一般質問おこなう

市民要求実現へ 日本共産党戸田市議団 一般質問おこなう

 

 9月議会の一般質問が9月12・13・14・15日の4日間行われました。日本共産党戸田市議団は3人全員が一般質問を行いました。各議員の質問の大要は以下の通りです(質問通告順に掲載しています)。
 

花井伸子市議

豪雨・災害対策の強化を

【花井】温暖化による災害が多発している。特に、市内全域が水没するとされる水害への対応が求められている。①戸田市ハザードブックの周知と強化策は。②地域自主防災会とマンションの覚書締結の実績・相談は。③防災ラジオの普及状況と購入費助成の増額を。

【答弁】①防災訓練、水害ワークショップ、まちづくり出前講座等で周知啓発している。今後はイベント等の機会を通しても防災意識の向上に努める。②実績は11件、町会等から相談はきていない。今後相談があれば担当課の紹介をしてほしい。③実績は1505台である。助成の増額は困難である。

学校トイレを使いやすく衛生的に

【花井】小中学校トイレを全面洋式化、専門業者による通常清掃を求める声がある。特に、尿石のこびりつきやパイプの詰まりなどの特殊清掃は年に一度は実施すべき。

【答弁】全面洋式化は今後の学校建替え工事や他の改修工事との優先順位を比較し検討する。清掃は他自治体の実施状況も参考に調査・検討する。

野良ネコ対策補助制度の継続を

【花井】県補助金を利用したノラ猫の不妊・去勢手術補助金制度が今年度いっぱいで終了となる。制度継続を求める。

【答弁】令和5年度以降も県制度が継続できるよう県に要望する。県制度が継続できない場合は、本市独自の制度も視野に入れて検討する。

本田 哲市議

広報戸田市で生活保護制度の周知を

【本田】令和5年度から全戸配布となる「広報戸田市」を活用し、生活保護制度の周知ができないか。

【答弁】生活保護制度の周知は必要と考える。市ホームページを含め、「広報戸田市」の活用も含め、検討する。

tоcоバスの運行充実を

【本田】あいパルへのtocoバス停留所設置について、バス事業者との協議状況は。

【答弁】バスの試験運行し検証した。狭い交差点で曲がり切れないことやラウンドダイヤの維持が困難になるため、停留所の設置に至っていない。

【本田】tocoバスの逆回り運行の検討状況と、75歳以上の高齢者と障害者の運賃無料化と逆回り運行の見解は。

【答弁】逆回りによる増便のため財政負担が大きくなることや、一方通行や狭い道路が含まれるため、大きな見直しが必要である。運賃無料化も、民業圧迫とならいよう慎重に判断する必要がある。逆回り運行などの路線変更は、令和5年度に設置予定の、協議会において検討する。

【本田】75歳以上の高齢者と障害者の運賃無料化と逆回り運行は、長年の市民要望である。戸田市の豊かな財政を生かし、民業圧迫をさせずに実現できる方法を検討し、自治体サービスを充実させるべきである。

選挙実務の充実と改善を

【本田】選挙公報を一日も早く各家庭に届けてほしいとの要望がある。各選挙において、選挙公報の作成に一定の日数がかかることも踏まえ、各家庭に届く前に各公共施設に選挙公報が届らえたことを市民に周知すべきではないか。

【答弁】今後、各公共施設に選挙公報が配架され次第、市ホームページやSNS等で周知する。

【本田】笹目コミュニティセンターとイオンモール北戸田店の期日前投票所は、前半・後半と分けての開設となっているが、他の期日前投票所と同様に、分けずに開設することはできないか。

【答弁】期日前投票所の開設においては、人員確保にたいへん苦慮している。現状の期日前投票所の環境を堅持し、万全の執行体制を整えていきたい。

むとう葉子市議

平和事業の取組をより充実させるべき

【むとう】平和都市宣言をしている市として、取組を充実させるべき。①戦争体験を語り継ぐ取組は。②現地の平和祈念式典へ代表を送り出してはどうか。③小中学校での平和教育はどのように行われているか。

【答弁】①戦時中の食事体験、平和映画の上映会(11月予定)、平和講演会の開催。市庁舎内において戦争関連パネル展を開催し、平和の横断幕を掲示している。②市政施行60周年に向けて検討する③学習指導要領に基づき、児童生徒の発達段階に応じて平和に関する教育を行っている。

【むとう】被爆国として核兵器禁止条約への批准を国に働きかけるべきと考えるが、市長の考えは。

【市長】平和を未来に繋ぐことは責務だと考える。核兵器禁止条約への批准は、国でも議論しているところであり慎重に検討する。

【むとう】被爆地を訪れ、核兵器廃絶こそ二度と使われないことを補償する唯一の方法だと確信して欲しい。

高齢者世帯や生活困窮者世帯にエアコン設置の助成金を

【むとう】光熱費や物価の高騰が市民生活を圧迫しています。特に新型コロナ感染対策で自宅にいる事が多くなった高齢世帯や生活困窮世帯からは、「生活費のどこを削ったら良いのか」と切実な声が寄せられている。熱中症対策の一つとして、エアコン設置や買い替えに必要な費用に掛かる助成を行ってはどうか。

【答弁】経済的な理由からエアコン設置が出来ない世帯に対しては、社会福祉協議会が実施している福祉資金貸付事業を案内している。助成については、財源の問題から難しいと考える。