議案等事前説明会おこなわれる

 2月13日、同月20日開会予定の令和5年(2023年)3月戸田市議会定例会の事前説明会がZoomで実施されました。議案は、条例案件10件(新規条例3件、一部改正条例7件)、予算案件23件、一般案件1件の計34件です。また、令和4年度戸田市一般会計補正予算では、20億4809万4000円が計上され、補正後の総額を、632臆9913万5000円とする議案となっています。以下、提案予定案件の主なものを紹介します。

【主な条例案件】

  • 「戸田市ヤングケアラー支援条例」の新規制定。全てのケアラーが個人として尊重され、健康で文化的な生活を営むことができる地域社会の実現を目指す。
  • 「戸田市がん対策推進条例」の新規制定。がんの予防及び早期発見の推進並びにがん患者及びその家族への支援を図り、がん対策を総合的に支援する。
  • 「戸田市予防接種健康被害委員会条例」の新規制定。戸田市予防接種健康被害委員会は、これまで要綱で定め開催していたが、近隣市の状況もふまえ条例としてしっかりと位置付ける。
  • 出産育児一時金の額を引き上げることに伴う、戸田市国民健康保険条例の一部改正。

【2022年度補正予算の主なもの】

〈歳入〉

  • 法人市民税6億431万3000円の増額。
  • 前年度繰越金19億7786万円の増額などの計上。

〈歳出〉

  • 民間保育園、幼稚園、小規模保育所、事業所内保育所、認可外保育所における、食材料費高騰に対する支援補助金の増額(743万6000円)。
  • 戸田橋花火大会の中止に伴う実行委員会に対する補助金の減額(1億175万6000円)。
  • 公共施設等整備基金への新規積み立て(4億9930万8000円)。
  • 財政調整基金への新規積み立て(29臆8373万2000円)。

【2023年度当初予算の主なもの】

  • 令和7年度までに全小中学校の「トイレ様式化100%」と「バリアフリー化」の実現にむけた設計業務(4551万4000円・新規)。
  • 妊産婦や虐待を受ける子ども、ヤングケアラーを含め、全ての子育て世帯への一体的・包括的な支援を行うため、「こども家庭センター」を設置(5224万2000円・新規)。
  • 西部地区に、不登校児童生徒の居場所となる「第2すてっぷ」を増設(3410万2000円・事業拡大)。
  • がん患者の外見の変化に伴う苦痛の軽減やがん患者の家庭への支援として、ウイッグや補正下着などの購入費補助、終末期に在宅での治療を支援するためターミナルケアに対する補助金の創設(1017万3000円・新規)。
  • 健康福祉の杜大規模改修のための設計業務(2761万円・新規)
  • 中学生(約70人)を対象とした、防災士資格取得支援補助金の創設(320万円・新規)。
  • 北大通り地下への雨水貯留管整備(14億4950万円・継続)
  • 2030年度の温室効果ガス削減目標を、2013年度比26%から46%以上に引き上げるための戸田市環境基本計画の改定(500万円・事業拡大)
  • 公共施設予約システムとスポーツ施設予約管理システムを統合し、キャッシュレス決済を導入する(5286万7000円)。