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3月議会閉会 日本共産党戸田市議団 一般会計予算に賛成

 3月24日、令和5年度戸田市議会3月定例会(予算議会)が閉会しました。日本共産党戸田市議団は、令和5年度一般会計予算に賛成し、令和4年度一般会計補正予算と令和5年度国民健康保険特別会計予算に反対をしました。また、紹介議員となった2つの請願と陳情1件は採択を求め賛成討論を行いました。

 戸田市議会の最終日、日本共産党戸田市議団を代表して、むとう葉子市議が令和5年度戸田市一般会計に賛成討論を行いました。

 党市議団は、昨年10月、令和5年度予算要望書を菅原市長に提出し、令和5年度の予算が市民生活の実態に寄り添った予算編成になるよう求めてきました。予算審査に当たっては「誰ひとり取り残さない」というSDGsの視点に立った予算編成となっているか、慎重に審査しました。

 令和5年度の予算編成額の合計は、826億円と前年度比35億円の増額で過去最高の予算額です。市税も前年度比 約11億円の4・4%増の税収を見込んでおり、市民要望に十分、応えられるものです。以下の点を評価し賛成しました。

非核・平和事業の平和首長国内加盟都市会議・総会に、初めて参加する旅費が計上されました。市長が会議に出席し、協議に参加することは、次世代に平和を手渡すことに繋がる第1歩となります。

障がい者雇用は法定雇用率2.6%を達成し、継続して働けるよう支援する。また男女共同参画の視点から管理監督職の女性を増やすための研修費用が増額となり、男性の育児休暇取得を進める。

生活自立相談支援において、これまで任意事業であった家計相談支援を就労支援が追加。

保育士の処遇改善の一つである保育士宿舎借上げ支援事業の継続。

子どもの居場所整備事業費の計上。

がん患者に対する補助金の創設(医療用補正具購入費補助と、若年層のがん患者ターミナルケアを在宅介護サービスとして支援できるよう独自予算)。

衛生費における地球温暖化対策等の強化として、2050ゼロカーボンシティを見据えた環境基本計画CO₂削減目標の46%への引き上げ。太陽光システム等への補助金の増額。

戸田市独自の事業として「飼い主のいない猫の不妊・去勢手術補助事業」を実施。

プレミアム付き電子商品券がを発行し、市内事業者と市民生活を応援。

不登校児童生徒に対する教育センター「すてっぷ」が西部地域に拡充。通いたくても通えなかった児童生徒が利用できるようになる。

市内小中学校のトイレの全面洋式化、バリアフリー化の実施。

災害対策として、実施されている北大通りの貯水管工事や雨水桝の増設、雨水管きょの整備の拡大。中学生を対象とした防災士資格取得補助金の創設。

 以上を評価し、最後に日本共産党が、これまでも求めてきた市民医療センターが公的医療機関としての役割を発揮できるよう、コロナ禍における市民のニーズに今後も対応していくこと。また、高齢者への生活支援、学校給食費の無償化、高校卒業までの通院費を含めた子ども医療費の無償化、物価高騰対策においては機敏に対応してもらうよう要望しました。