財政力指数1.234 県内1位の財政力《9月議会報告》
9月26日の議会最終日、本田哲議員は、日本共産党戸田市議団を代表し、平成29年度戸田市一般会計決算認定に対する反対討論を行いました。本田議員は討論に先立ち、決算の特徴について述べました。
【特徴① 伸びる市税収入】
《市税》 市税全体の決算額が288億5356万円と前年度比3・7%増で、10億2281万円も税収が増えている。
《個人市民税》 個人市民税2億3081万円を増額補正し、前年度と比較し、3億6497万円の増収となった。
《法人市民税》 法人市民税5億2278万円を増額補正し、前年度と比較し、5億7945万円の増収となった。
《固定資産税》 固定資産税9100万円を増額補正し、前年度と比較し、1億1834万円の増収となった。
【特徴② 27億円を基金に積立てる】
《公共施設等整備基金》 年度末に余剰金が出たとし、21億円を積み、基金総額を39億円とした。
《財政調整基金》 年度末に余剰金が出たとし、6億円を積み、基金総額を49億円とした。
【特徴③ 財政力指数1.234】 財政力指数が1を超え、標準的な行政を行うのに必要な収入を23%も上回る収入があった。
【本田】「東京に隣接している戸田市の特徴として、埼京線沿線でのマンション建設が続く中、給与所得者を中心とした納税者数の増加、市内の大企業の収益増、市全域が市街化区域という事での安定した固定資産税収入があるなど、市税全体の収入が伸びている。財政全体においても、年度末に27億円の基金積立てができ、財政力指数も1.234、会計監査委員からも『健全財政が維持されている』と監査されるなど、戸田市は、引き続き、県内1位の豊かな財政力をもつ自治体であることが明らかとなった。市民に1番身近な自治体として『住民の福祉向上』を図るために、豊かな財政が市民のくらしへと生かされていなかった」と訴え、決算認定に反対をしました。
【決算認定で反対した事業】
・自転車駐車場指定管理者納付金
・自転車駐車場管理事業
・議員の海外派遣旅費
・特定団体に特化した人権政策事業
・公共施設等整備基金
・財政調整基金
・大型開発優先へと繋がる、「立地適正化計画検討業務」「都市マスタープラン等見直し業務」「都市交通マスタープラン検討業務」
・戸田東小学校・戸田東中学校校舎を一体化し、大規模校化する改築等設計業務