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「最高裁で全面勝訴を。闘いはこれから」 第5回 (故) 四條昇さん公務災害認定を求める会 総会

 10月20日、東部福祉センターにおいて「故四條昇さんの公務災害認定を求める会」第5回総会が開かれました。

 四條昇さん(当時54歳)が2007年に中皮腫を発症し死亡したのは戸田市立喜沢小学校でアスベストを吸引したのが原因として、妻延子さんが地方公務員災害補償基金に公務災害の申請をしたが認められず、判断の取り消しを求めた「学校アスベスト訴訟」は埼玉地方裁判所で勝訴しました。

 これを不服とした基金は東京高裁に控訴、2016年から約2年間闘われた高裁は2018年8月29日、一審の判決を取り消し、中皮腫の発症を公務災害と認めないという判決を出しました。判決の内容には誤認があり余りにも不当なものであるとして、原告・弁護団は最高裁に上告、9月7日に上告が受理され今後は最高裁で「高裁の法律解釈の誤審について」が審議されます。

 総会では、被害対策弁護団事務局長の竹内和正弁護士から高裁判決内容の争点と判断について、厚生労働省の石綿労災認定基準を超える過度の条件(「量」)(厚労省認定基準には暴露1年という期間は定めるものの「量」は含めていない)を提示していること、更に、個人の出身大学校舎に在学当時使用されていた石綿が一般環境基準値を下回っているにもかかわらず、「個人の中皮腫に有力な要因」と主張するなど、他多くの事実誤認を含む本判決の不当性に怒りを持って語られました。

 総会参加者は「ひどい」「意味不明な判決」との驚きの声と「この不当な判決は四條の裁判だけの問題ではない、闘いはこれから、勝訴するまで闘おう!」と力強く今後の闘いを確認しました。

 日本共産党戸田市議団は定期発行している本地域新聞「民主戸田」(1987年8月16日付210号)に当時「喜沢小学校階段下のアスベスト除去工事を夏休み中に行った」と掲載した原本を保管していました。また、当時を知る教員、生徒らは階段天井からボロボロと綿ゴミのような物がはがれ落ち、四條さんは毎日それを掃除していたこと、生徒等は面白がってはがしていた事などが語られています。今後、当時の他関係者への被害が出て来ないとも限りません。こうした事実と判断にもとづいて、この学校アスベスト裁判をしっかりと支援していく考えです。