笹目コンパル・さくらパル 消費税引き上げを理由に使用料値上げ(案)示す

2019年1月4日~2月4日まで、パブリックコメント実施

 6日に開かれた市民生活常任委員会で、来年10月に消費税の引き上げが予定されていることを理由に、笹目コミュニティーセンター(コンパル)と新曽南多世代交流館(さくらパル)の施設使用料の見直しを実施することが報告されました。

 受益者負担の考え方に基づき、施設使用料は、1時間を単位としていることから、年間原価に基づき1時間・1㎡当たりの原価を求め、貸室ごとの面積により算定しています。

●笹目コミュニティーセンター(コンパル)
 市民ギャラリーはこれまで1日1020円だったものが無料となり、会議室・研修室等は引き下げとなる一方、多目的ホールは1時間610円から来年度900円、2020年度から1350円、2021年度には1610円と164%もの値上げとなります。セミナールーム302室も同様に200円が段階的に350円となります(75%値上げ)。他音楽室・アトリエ・調理室等は7%から40%の値上げとなります。

●新曽南多世代交流館(さくらパル)
 使用料が現状のままの貸室もありますが、全体として3%から12%の値上げになります。

 コンパル、さくらパルの使用料の見直しのパブリックコメントが、来年1月4日から2月4日までパブリックコメントが実施され、市内公共施設、市役所協働推進課、市政情報室などや市ホームページで見ることができます。ご意見をお寄せ下さい。

 この間、市内公民館の減免制度がなくなり、長年活動を続けて来た多くの団体が活動を止めざるを得なくなっている厳しい状況のなかで、更に使用料が値上げになると市民の文化的な活動や生涯学習の場が奪われることになるのではないでしょうか。市は市民の自主的活動をもっと支援すべきです。

水道料金も消費税増税で値上げ

 6日に開かれた市民生活常任委員会で、つちやえみこ議員は「来年10月消費税が10%になれば水道料金はどうなるのか」と質問。上下水道経営課長は「過去3回消費税の値上げで水道料金は上げてきたので今度も上げる予定である」と答弁しました。

 安倍首相は来年10月からの消費税率10%引き上げを明言していますが、いかなる対応策を行っても様々な市民生活への負担は重くのしかかります。消費増税は中止するしかありません。