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2012年9月議会 もちづき久晴議員質疑

耐震改修等建設工事請負契約について質疑
総合評価方式の入札は生かされたのか

市庁舎の耐震性については調査の結果問題があることが分かり、市は対策を検討してきました。対策として、学校等で行われている筋交いを入れる方法、 建替える方法、免震レトロフィット工法(免震ゴムを支柱に入れて地震の揺れを吸収する工法)が検討された結果、免震レトロフィット工法を採用することにな り、今年7月27日に入札が行われました。
1億5千万円以上の入札は議会の承認が必要なため、9月定例議会に市庁舎耐震改修等建設工事請負契約関 連の議案が3件提案されました。耐震改修等建設工事3件の請負契約額は34億4千万円です。もちづき久晴議員は、日本共産党市議団を代表し、市庁舎耐震改 修等建設工事請負契約について質疑を行いました。要旨は次の通りです。

【質】この請負契約は、総合評価方式で行われた。総合評価方式は価格だけの競争ではなく、技術面の競争を促し、技術革新の促進を目的にしたものであるが、今回、総合評価方式を採用した理由は何か。
【答】今回の耐震改修等建設工事は免震レトロフィット方式による大変難しい工事であるので、価格だけの競争でなく技術力も含めた競争である総合評価方式を採用した。
【質】今回の入札ではどのような技術提案を求めたのか。
【答】市庁舎の工事で、随時、市民及び職員が利用しながらの工事となるため、仮設通路を通る施設利用者への安全対策と工事中は振動及び騒音が発生することが予測され、施設利用者及び周辺住民への振動及び騒音対策に関する提案を求めた。
【質】総合評価方式を採用した理由として、免震レトロフィット方式による大変難しい工事であるとの答弁であったが、何故、免震レトロフィット方式では技術提案を求めなかったのか。
【答】今回は安全対策と工事中は振動及び騒音対策だけの技術提案を求めた。
【質】耐震改修等電気設備工事請負契約、耐震改修等機械設備工事請負契約では、技術提案を求めてないが、一般競争入札で行うことは検討しなかったのか。
【答】耐震改修等建設工事との関係があったので、一般競争入札は検討しなかった。
【質】今回の総合評価方式の入札では、応札企業が2社から3社と非常に少なかったが、その理由はどう考えているのか。
【答】東日本大震災の復興事業が忙しく、手が回らなかったのではないか。評価点が他社より低いと思い、辞退したと思われる。