「台風19号についての対応と今後の対策についての要望書」を市長に提出

戸田市長  菅原文仁 様

台風19号についての対応と今後の対策についての要望書

日本共産党戸田市議団  団長 花井 伸子

10月12日から13日未明にかけて東日本を縦断した台風19号は各地に甚大な被害を及ぼしました。

戸田市においても河川の氾濫、床上・床下浸水、道路冠水による通行止め、停電や車の水没などの被害が発生し、市民1556世帯、3849人が、福祉センター3カ所や小中学校を始めとする市内28公共施設に避難し不安な一夜を過ごしました。台風が通過した後、市民の皆さんから様々な苦情や要望が寄せられたところです。

この教訓を今後に活かし、本市でできうる限りの対策と改善、ならびに国・県に対し抜本的対策を講じるよう申し入れを行う等、以下の通り要望するものです。

【要望項目】

1.罹災者への生活再建に対する支援に力を尽くすこと。

2.地球温暖化対策を強化すること。

3.三領水門のポンプアップの強化を国に強く申し入れること。

4.氾濫したさくら川、菖蒲川への対策を強化すること。

5.内水ハザードマップに示された浸水想定区域への対策を急ぐこと。(地下雨水貯留施設の設置、排水能力のアップ)

6.荒川第2・第3調整池整備計画の完成目標年度を早めるよう国に強く申し入れること。

7.防災ラジオの普及強化と購入費補助金の拡大を。

8.排水ポンプの貸し出しの周知を。

9.避難所について

(1)職員配置体制の見直しを。

(2)正門からの誘導を。(照明が無く暗い、車椅子が校庭にぬかる、障害者への対応が不十分)

(3)避難所開設時における職員の初動体制の確認を。(避難所職員の対応がバラバラである)

(4)障害者等の2階への誘導の対策を。(エレベーターの利用等、教育委員会との連携を十分に図ること)

(5)備蓄品の補強を。(毛布・タオル・水・アルミシート、食料等)

(6)ペットの避難場所の確保とルール作りを。

(7)プライバシーが保てる室内用簡易テント『ワンタッチパーティションファミリールーム』の整備を。(長野県上田市、宮城県大崎市等で整備)

(8)車の避難所として、近隣商業施設等の立体駐車場への避難協定を結び初期の避難誘導を。

10.罹災後の対応について

(1)消毒体制の強化を(床上・下ともに)

(2)高齢者世帯への支援を。

(3)災害見舞金を工場・店舗・事業所等にも拡大を。

(4)情報弱者への対応の強化を。

(5)荒川河川敷等に定住していたホームレスへの支援を。