「白田の湯は、やっぱり存続を」(議会傍聴記)
12月2日から戸田市議会12月議会の一般質問が始まりました。私は、馬場栄一郎議員(みらいの会)の一般質問を傍聴しに本会議場へと足を運びました。
馬場議員の一般質問は、「保養所について」として、①今後想定される修繕計画としての費用は。②アンケート内容とその結果をどう捉えているのか。③保養所を廃止すべきではないかの3点の質問でした。
馬場議員は、「私も利用したが、とても良いところです」と言いながら「保養施設は必要ない」ということを色々と数字を並べて語り、「高齢者の宿泊費無料が問題だ。これがなければ高齢者は行かない」と決めつけていました。また、戸田から遠いことも指摘していましたが、保養所へは直通電車もあり、旅は途中がより楽しい旅を演出してくれるし途中の景色も旅の醍醐味ではないでしょか。
年間8000万円の委託料も、受益者負担の原則から税金の無駄使いだとも主張していましたが、本当にそうかと疑問をもちました。私は、今年の1月に保養所に行き保養所の職員の方とも話をしましたが、施設については外壁も全面改修し、空調等も昨年改修をやったばかりで何の問題もなく使っているとのことです。また、食事も新鮮でおいしく、朝食は、和食・洋食が選べるなど努力もしています。白田の湯は、年間約1万人が利用し、年末・年始と夏休みの期間は抽選をしているほど希望者が多く、利用者アンケートでは68%の人が満足と答えています。委託料8000万円は、決して無駄使いではないと思っています。
市民の中には、「白田の湯」を知らない方もいますが、利用した人は、「安くて市の施設だから安心して利用できる」「家族で利用している」「友人数組の家族で毎年利用している」と、なくされると困るというのが大勢でした。
年金者組合 服部賢一