「戸田市立少年自然の家」を視察
日本共産党戸田市議団は1月8日(水)、戸田市立少年自然の家(長野県諏訪郡富士見町)を視察しました。
少年自然の家は、八ヶ岳連峰を望み、入笠山麓の恵まれた自然環境の中にある生涯学習施設です。昭和49年9月に自然環境の中で心身ともに健全な少年の育成を図ることを目的に設置されて以来、市内小中学校の林間学校やスキー教室の施設として長年利用されてきました。また、青少年のスポーツ団体の合宿、職場の研修、家族連れ等、自然とのふれあいを求め多くの人が利用をしてきました。平成23年から指定管理者制度へ移行され、長野県富士見町開発公社が指定管理を行っています。
戸田市は、公共施設再編プラン(平成29年3月策定)より同施設を「廃止を含め、民間施設の代替利用等について検討する」とし、本年度中に方針決定・制度設計、令和2年度は制度設計、令和3年度は方針に基づき事業実施、同年3月末をもって施設を廃止する方向です。
建物に入った瞬間、ピカピカに磨かれた床が目に入り、手入れがよく行き届いている事を実感しました。建物はコンパクトにできていて、宿泊する部屋は男女別の真ん中に先生の部屋があり、まとまりやすく何かあった時でも直ぐ対処ができ機能的であるとのことでした。食堂、体育館の電球も計画的にLEDに変えて電気代の節約に努めている事、館長自ら資格を取得し、体育館の木製の床を修繕、間伐材を利用してテーブルや椅子を作る等、様々な努力がされていました。また、体育館の雨漏り等は地元の知り合いの建築業者仲間の力を借りて格安にやってもらう等、指定管理を受けている地元の開発公社の富士町を愛する気持ちが伝わってきました。施設は手入れが行き届いているものの築45年経っていることから、今後、配管の取り替えや下水処理施設の拡張等、課題が出てきている事でした。
視察後、他施設との比較をするため同指定管理者が管理運営している多摩少年自然の家と昨年リニューアルオープンした板橋区立少年自然の家八ヶ岳荘を視察しました。