前川喜平氏(元文部科学省事務次官) 「憲法と教育・人権」の講演会 戸田市で行う
18日の午後2時より戸田市文化会館304号室で、元文部科学省事務次官の前川喜平さんが語る「憲法と教育・人権」と題する講演会が、憲法改悪反対戸田共同センター(日本共産党戸田市委員会も参加)ととだ九条の会の共催で行われました。講演会に参加された市民から党市議団に感想が寄せられたので紹介します。
《寄稿》
前川喜平さんには、今回戸田市においでいただき、ありがとうございました。前川さんには「面従腹背」という著書があります。これは「うわべだけ上の者に従うふりをしているが、内心では従わないこと。」という意味です。前川さんを一躍有名にしたのは、加計学園問題での文科省で作成された文書を「あったものをなかったことにはできない」という勇気ある発言でした。また、教育基本法の改定や道徳の教科化については、「本当はやりたくなかった」と言われています。確かに2006年に「教育基本法」が改悪されて以後、日本の教育は子どもたちの人格形成のためでなく、国家や企業の役に立つ人材を作り出すことに重点を置くものに変わってしまいました。その結果、急速にいじめや、不登校が増えてしまいました。今、前川さんは全国各地で講演をしておられるとのこと。安倍政権の目に余る悪政に苦しめられている私たち庶民にとっては、前川さんのお話を聞き、溜飲を下げ、勇気をいただくことができました。「『アベとともに去りぬ』というのが私の願いです。」とおっしゃっていましたが、本当にその通りです。ただし、前川さんには「去って」欲しくはありません。そこからこそ前川さんの活躍の場です。期待しています。 市内在住 S・Y