健康福祉常任委員会「とだ版ネウボラ構想にむけての提言書」
1月27日、健康福祉常任委員会は「とだ版ネウボラ構想に向けての提言書」を子ども青少年部と福祉部に提出しました。
委員会では、妊娠期から出産、学童期を経て青年期である18歳まで切れ目のない支援をしていく「とだ版ネウボラ」を年間テーマに掲げ、児童虐待の防止を含めた支援構築を目指して調査・研究を行いました。
戸田市では、出産前のパパ・ママ教室や産後の保健師による「こんにちは。赤ちゃん訪問」など、子育てをひとりで抱え込まないような支援を行っています。担当課より今後は、母子手帳交付時に100%の面談を実施することで、出産前から産後に起こりうる課題を抽出し、課題解決に向けて一緒に考えていく仕組みを作ることを目標にしているとの報告がありました。そこで、提言書では、面談時にいつでも相談できる担当保健師を付けることや保健師の増員を要望。また、他市において出産前に育児パッケージ(産着、靴下、スタイ、赤ちゃん枕、授乳クッション等)を贈呈し、赤ちゃんとの生活をイメージすることの大切さを学んだことから、戸田市においても赤ちゃんの誕生を市が祝福し、地域で子育てを見守り、応援していることを伝えるためのとだオリジナル育児パッケージの導入を求めました。
約1年間の活動を通して、担当課が別々であり情報の共有が難しい側面があることから、「ネウボラ課」のような担当部署を明確にすること、また、18歳までとした経緯から思春期における性教育などを盛り込む必要性があったのではないかとの感想がだされました。
健康福祉常任委員会委員 むとう葉子
「ネウボラ」とは・・・フィンランドにおいて妊娠から出産、子どもの就学前までの間、母子とその家族を支援する目的で、地方自治体が設置・運営する拠点。