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横須賀と原子力空母。

 1206096月9日、「シンポジウム・東京湾の原子力空母と原潜、その危険性を検証する。-福島第1原発事故の教訓は生かされているのか?-」(主催:原水爆禁止日本協議会と東京・神奈川・千葉・埼玉の各原水協との共催)に参加するため、明治大学リバティータワーに行きました。  シンポジウムは、千坂純氏(日本平和委員会事務局長)の「アジアの平和と原潜・原子力空母の拠点・横須賀」、吉井英勝氏(日本共産党衆議院議員)の「米原子力艦船は本当に安全か?福島第1原発事故の教訓から」、笠木隆氏(神奈川県原水協事務局長)の「原子力空母GW配備と米原潜寄港の実態を告発する」と題した報告をそれぞれから受け、その後、質疑応答が行われました。 

 配備と米原潜寄港の実態を告発する」と題した報告をそれぞれから受け、その後、質疑応答が行われました。 現在、福島第1原発に匹敵する原子炉2基を搭載し、原子力エネルギーを推進力とする原子力空母や潜水艦が横須賀を母港とし停泊しています。このような状況になったのも日米政府による「空母・原潜は絶対安全だ」という「安全神話」によって配備され続けているとのことです。  現在、活断層の活動間隔から震度7程度の大地震発生の可能性が切迫しているとの発表があるなか、もし大地震が発生すれば、地盤隆起と津波によって原子力空母は、乗り上げ・座礁・転覆の危機にさらされ、原子炉の過酷事故が想定されるとのことです。横須賀で原子炉の過酷事故が起きれば、3000万人が住む首都圏住民が放射能被害にさらされ、多数の死者が出て「首都壊滅」といった事態になるとの報告がありました。 

 また、「横須賀配備の米空母・血の戦歴」として、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガン戦争、イラク戦争とアメリカが引き起こす戦争の拠点として、横須賀が利用されていることも紹介されました。  シンポジウムに参加し、横須賀の原子力空母や潜水艦の実態と、その放射能被害の危険性を改めて学びました。私たちは、2011年3月11日に発生した福島第1原発事故で、放射能被害の恐ろしさを経験しました。この経験から、一体どんな教訓を導き出すのか・・・やはり、「原発ゼロ」ではないでしょか。また、横須賀においては、「横須賀に原子力空母はいらない」です。この実現のためには、いまの横須賀の実態と原子力空母などの危険性を多くの人に知らせなくてはなりません。今後も「原発ゼロ」「横須賀に原子力空母はいらない」の実現のために取り組んでいきます。