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自転車事故率が2年連続ワースト1。
戸田市は、人口1万人あたりの自転車事故率が2年連続ワースト1(下記の【戸田市の自転車事故状況】を参照)となったため埼玉県から、「自転車安全利用重点推進市」の指定を受けました。この指定を受け戸田市は、「平成24年度戸田市自転車安全利用対策実施計画」を策定し、教育委員会や蕨警察署をはじめとする関係機関・団体と連携し、様々な自転車安全利用対策を実施します。市民生活常任委員会で計画内容の報告がありましたので、計画の大要について列記します。
1.学校における交通安全教育の実施
●市内小学校12校の4年生を対象に自転車交通安全教室を実施し、「子ども自転車運転免許」を交付する。
● 市内中学校6校と高等学校2校の生徒およびその保護者に対するスケアードストレイン教育(※)を実施する。
など
2.高齢者に対する交通安全教育の実施
●高齢者に対する自転車交通安全教室を実施し、「高齢者自転車運転免許」を交付する。また、高齢者に対してもスケアードストレイン教育を実施する。
●PTAと連携し、児童及び生徒とその保護者に高齢者を加えた「三世代自転車交通安全教室」を実施する。
など
3.道路環境の整備
●「じてんしゃも止まれ」の路面表示を市内200ヵ所にペイントする。
●路面表示が困難な交差点100ヶ所に、「自転車は道路の左側を通行」、「自転車も止まれ」等の注意看板を設置する。
など
※この他にも、啓発活動及び広報活動の強化、警察による街頭活動の強化などの取り組みなども行うとのことです。
【戸田市の自転車事故状況】
●1万人あたりの自転車事故率 平成22年31.2%・平成23年30.3%
(30%を超えているのは戸田市のみ)
●平成23年の死傷事故数924件中、自転車事故が370件(39.9%)
● 自転車事故370件中、高齢者が70人(18.9%)、16歳から24歳が62人(16.8%)。
●自転車事故が多い時間帯 午前6時から午前9時 77人(20.6%)
午後3時から午後6時 87人(23.3%)
●事故発生場所 生活道路の交差点内の事故(63.1%)
●主な原因 「安全不確認」による事故
※スケアードストレイン教育では、スタントマンを活用して自転車事故を再現させ自転車事故の恐さを実感させ、交通ルールの大切さを学ばせる。