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市民の声を市政に届け要求実現へ

 6月23日、6月議会が閉会しました。6月議会で行った一般質問の要旨を紹介します。

《質問①》大型物流施設の建設事業者との各課協議の現状は

【本田】川岸2丁目の大型物流施設建設計画に伴い、市が道路管理者として、交通安全と円滑な交通に支障を及ぼす問題解決のために、事業者に求めた内容は何か。

【答弁】大型トレーラーの運用を止めること。戸ニ小通り側の出口から大型トレーラーを出さないこと。北側出口から川岸2丁目交差点を円滑に通行させるため、車道拡幅を含めた交差点改良等の対策を講じることである。

【本田】求めた内容が解決しない場合、各課協議は終わるのか続けるのか。

【答弁】事業者が求められた内容に応じない場合、各課協議は終了しない。各課協議は終了期限の定めがないので、ねばり強く事業者と協議する。

【本田】大型トレーラーの通行が、事業者が提出している軌跡図通りになるか実証実験をやるべきではないか。

【答弁】軌跡図の通りに通行できるか実証実験で確認してほしいという要望を地元町会等から受けているので、事業者へ伝えている。

【本田】大型物流施設の建設計画に反対する5700筆の署名が市長に手渡された。この問題に対する市長の受け止めと、今後の対応について伺う。

【市長】3月議会において全会一致で採択された請願や文教・建設常任委員会をはじめ町会や近隣住民など多くの皆様からの要望、また、5700人の署名をいただくなど、物流施設計画に対する地域の思いはしっかりと受け止めている。この思いに対し、真摯に向き合い丁寧に対応することを担当部局に指示している。市としては、命の大切さを第一に考え、関係機関と連携を図りながら、条例等に基づき事業者と協議を適切に行っていく。

※上記写真は、物流施設の建設予定地(5月13日撮影)

 

《質問②》トコバスの路線変更を

【本田】トコバスをあいパルに停めてほしいとの要望がある。喜沢循環の路線を変更し停まるように出来ないか。

【答弁】公共施設である「あいパル」にトコバスが停車できるよう、国際興業バスと協議していく。

 

《質問③》保養事業の有無の再検討を

【本田】市は、「白田の湯」を廃止するとした理由に「戸田市保養所『白田の湯』に関する市民意識調査」で、「保養所の存続は必要である」との意見が少数であったことをあげている。しかし、昨年「存続させる会」から、存続を求める2380筆の署名が提出されている。どのような受けとめをしているのか。

【答弁】同じ市民の声として受け止め、それも踏まえ決定した。

【本田】「白田の湯」を廃止したら、民間施設を利用しての保養事業は行うのか。

【答弁】保養所運営は健康増進策として位置付けている。市の健康増進事業が充実してきているので、その利用促進を図っていく。よって、民間施設の代替利用は行わない。

【本田】①「白田の湯」は、小さな子どもがいる世帯や障害を持つ方なども利用している。こういった方々にも、健康増進策として実施している「戸田元気体操」「健康マイレージ事業」の利用促進を図るのか。②市民意識調査では、「保養所の運営や宿泊補助等の保養事業を、市で行う必要はない」の回答が41.5%(529人)。その一方「保養所を廃止して、代わりに宿泊・入浴施設等の利用補助を実施する」の回答が、40.1%(512人)で、結果は拮抗している。なぜ、保養事業を行わないと判断したのか。

【答弁】①具体的な事業については、各担当部所と情報共有をしながら利用促進にむけ調整していく。②市民意識調査で、保養所の利用が健康増進に有効であると考える市民が少ないことが大きな理由である。

【本田】検討委員会では、「市民意識調査の結果をもとに、多くの市民の意見を聞かないと判断できない」との発言もあった。市民意識調査の結果について、しっかりと時間をとり分析すべきである。市にとって都合の良い数字を利用して結論を出しているとしか思えない。保養事業の有無について再検討を求める。