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HUG。

8月7日、私の所属している総務常任委員会で、「HUG(避難所運営ゲーム)」の研修会を行いました。HUGとは、自分自身が、避難所の運営をしなければならないとき、どう対応すれば良いか、避難所運営を考えるためのひとつのアプローチとして、静岡県が平成19年に開発した防災ゲームです。

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6名の委員を2グループに分けて、避難所となっている学校の敷地や体育館、教室などが書かれた平面図に、避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情や災害時要援護者への配慮なども考えながら部屋割りを考えていきます。また、炊き出し場や仮設トイレの配置などの生活空間の確保、視察や取材対応といったことについても、一つの答えを出さなくてはなりません。出された設定に対してグループ内で思いのままに意見を出して話し合い、避難者をどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくか、一つの結論を出していくことが思いのほか大変でした。また、当然かもしれませんが、2グループの避難所運営が、同じ設定でやっているのにまったく違うのにもビックリしました。

現在、HUGは、市職員はもちろん、各町会の自主防災会等でも実施されているとのことです。

 

※HUGは、H(hinanzyo避難所)、U(unei運営)、G(gameゲーム)の頭文字を取ったもので、英語で「抱きしめる」という意味とかさね、「避難者を優しく受け入れる避難所」というイメージを持たせ名付けたとのことです。